あらすじ
死んだ女囚・エートロの姿を借り、
徐倫たちと行動を共にすることになった
F・F(フー・ファイターズ)。
ある日、運動場で徐倫と
F・F(フー・ファイターズ)がキャッチボールをしていると、
女囚・ミラションが現れ、
「100回まで続かない方に100ドル」
と賭けを持ちかけてくる。
徐倫たちは警戒しながらもその誘いに乗るが…
スタッフ
脚本:ふでやすかずゆき、小林靖子
絵コンテ・演出:大脊戸聡
キャスト
空条徐倫:ファイルーズあい
エルメェス・コステロ:田村睦心
フー・ファイターズ:伊瀬茉莉也
ミラション:近藤唯
エンリコ・プッチ:関智一
看守:前田弘喜
女囚:泊明日菜
アナウンス:大泊貴揮
感想
第9話は、
徐倫、エルメェス、F・Fが3人揃ってから
最初の敵スタンドとの戦いの話なので
感慨深いですね。
しかもミラションのスタンドの特殊さも相まって
漫画で読んでた時から記憶に残っている印象深い戦いです。
何しろキャッチボールしながら、
敵と駆け引きしていくとか初めて見ましたよ、
こんなバトルw
ミラションの狡猾に陥れていく流れを、
F・Fのある意味強引に打開していく爽快さと
徐倫の絶妙な”糸”の使い方と
折れない精神力の絶妙な掛け合いが堪らないですね。
名シーン
ミラションとプッチ神父
いよいよ、登場したプッチ神父の
ある意味”暗躍”を描いたシーン。
ミラションという女囚に対し、
性格や行動から
どの程度邪悪で
どんなスタンド能力が適正か
を図っている様子。
その中で、プッチ神父の特異性も
垣間見せる描写にゾクゾクします。
一対のさくらんぼを下の中で実だけ食べ、
蔦とタネを残す特技を
自慢げに話すプッチ神父は、
いかに相手の話に興味がなく、
ただ自分の役に立つ人間かどうか
だけしか興味がないんだということがわかります。
漫画版と違って、
プッチ神父の台詞とさくらんぼをミラションに進めるシーンは
かなりカットされてました。
意図的でしょうが
ちょっと唐突感と尻切れ感は感じましたね。
OPまで入れ込みたかったのかな。
助長のような説明や間もジョジョの魅力ですがね…
キャッチボールをしようー!
エートロの体で生活するF・Fは
自然に溶け込んでますね。
DISCのことを確認する打ち合わせとしては
休憩時間が最適ですね。
でも、女囚は休憩時間にキャッチボールするのか?
そもそも徐倫とエルメェスはキャッチボール上手いのはなぜ?
両者とも父親不在だった時期長いと思うけど、
誰に教わったのかな。
まあF・Fは当然ど素人で
投げる度にタコ踊りみたいに見えますがw
この3人の掛け合いと日常的な風景
(といっても刑務所の中ですが)
がなんか良いねぇ。
アニオリでこの間のスタンド戦を増やして欲しいな…
それにしても徐倫と話している時のエルメェスがほんと優しいな。
常に徐倫が助かるような助言をしてくれるし、
この後の会話でも賭けで得たお金は自分の為でなく、
徐倫がこの先有利になる為にお金が必要だと
自らも賭けてくれるし、
ほんと「姉御をぉ!」って感じです。
CVの田村睦心さんも声を演じてみて
改めて
「彼女の優しさや可愛さが感じました!」
と言ってましたが、毎話感じますね〜
キャッチボールで賭けをする!
キャッチボールを覚えたF・Fが
「100球でも続けられる!」
と言ったところで、
急に「100球続かないに100ドル賭ける」
と女が割り込んでくる。
ミラションだ。
言葉は少なめだが巧みに自分のペースに持っていく曲者です。
徐倫は警戒し断るが、
F・Fはノリノリだし、
優しいエルメェスの姉御は
徐倫の今後の為にも金がいるだろと賭けに乗ることを勧める。
GOOD!
徐倫の100球チャレンジ
既に86球まで行っていた為、
残り14球と楽勝に思えたが、
ミラションは、
既に3人を観察した上で賭けを持ち掛けてきたようで、
F・Fの水が置いてあるベンチにさりげに座る。
F・Fはそれが気になりキャッチボールに集中できない。
さらに10秒で投げるルールが追い詰める。
焦って投げたF・Fのボールはあらぬ方向へ。
徐倫がダイブしベンチに激突しながらも
ボールをキャッチ!
あぶねー!
その後はなんとか立て直し100球完遂。
徐倫の機転でなんとか乗り切る。
さっすが!
ただミラションは動じることも無く、
小手調べだったかのように次の賭けを申し出る。
「もう100球続かない方に1,000ドル」と。
エルメェスの100球チャレンジ
無敵のスタンド「マリリン・マンソン」の恐怖
エルメェスの背後に妙な影が現れる!
ミラションは、取り立て人マリリン・マンソンと呼ぶ。
賭けに参加したものの心の影が具現化し
賭けの公正さを審議し審判下すスタンド。
ルールを破ったと本人が認めると
賭け金分の取り立てが始まり、
他のスタンド攻撃は寄せ付けない無敵のスタンドとなる。
遠隔自動スタンドにして
テリトリーのルール内ではほんとに無敵ですわ!
エルメェスは隠していた金と肝臓を取られてしまう…
再び徐倫が1,000球チャレンジへ
エルメェスの命に関わる出来事に
すかさず徐倫がキャッチボールの賭けを持ち出す。
今度は1,000球でエルメェスの獲られたものを賭けに。
スタンドは無敵だが、
本体を叩けば倒せると確信し、
刑務所内に逃げ込むミラションを
キャッチボールしながら追いかける徐倫とF・F。
ここからがサスペンス満載のドキドキバトルとなります!
ここのバトルは漫画連載時でもハラハラ・ワクワクしましたね。
シャワー室で電気を消された時の絶望感と
とっさにF・Fの思いっきりの良さで
切り抜けたところはスキッとしましたね。
狡猾に迫るミラションの奸計!
ついにミラションを追い詰めた徐倫。
ここまで御礼をたっぷりと…と思ったら、
ここは給食運搬用のエレベーターで、
徐倫がボールを投げた直後にドアを閉め
上階に移動させるとは!
追い詰められた時は
しおらしく命乞いをしながらも
隙を見計らって策に嵌めるとは、小賢しい!
何とかF・Fからドアをこじ開けてボールを受け取り、
上の階でキャッチボールを成立させるようとボールを投げる徐倫だが、
またもや先ほどの看守がボール奪い取る。
ミラションに買収されていた!
ついにキャッチボールが途切れ、
マリリン・マンソンが現れ
臓器と承太郎のDISCが奪われてしまう…
1,000発のオラオラだぁー!
何と、看守に奪われたはずのボールを
徐倫が投げつける!
エレベーターのドア閉まるその瞬間に
看守のズボンに入ったボールに
ストーン・フリーの糸を伸ばしボールを
糸まで解体してドアの隙間を通して、
またボールに復元するという離れ技をやってのける!
何という能力の使い方!
そこに痺れる、憧れるぅ!
しかもキャッチボールの相手は指定していないので賭けは成立中!
マリリン・マンソンも消える。
え、じゃあさっきなんで現れて取り立ててしてた?
でもこの時点でミラションの詰み。
さぁ、お前の罪を数えろ!
怒りの1,000球オラオララッシュだ!
いやぁ、スッキリ爽快!
名セリフ
「ポイントはだね、1個目が完成したあと、それを口の中に置いたまま、次をどの歯でかじるかだ。」by エンリコ・プッチ
ミラションの嘆願を聞いている最中、
さくらんぼを食べながら
脈略なく言い出したプッチ神父の台詞。
実だけを食べ切った双子のさくらんぼを
口の中から
「べぁぁ」
と見せる茶目っ気ぶり。
ミラションも心無い改心の言葉を述べているが、
プッチはそもそもミラション自体に
興味が無いってことがわかるシーンですね。
「正悪な本性はなおらない。だが、この才能を否定してはいけない。使わせてもらいましょう!」by エンリコ・プッチ
ミラションの顔面を
机の角(エグい)にめり込ませておいて、
呟いた台詞です。
彼女の小物な嘘と無意識に盗みを働いてしまう手癖の悪さを、
大きな器で受け止めているような台詞ですが、
そもそも彼女の本性を知った上で試しており、
尚且つわざわざ顔面を机の角にぶつけた上で
寛容な言い草をしており、
この場面でも十分邪悪さを感じさせます。
まあ、それがプッチ神父なんですがね。
「GOOD!」by ミラション
賭けが成立した時にミラションが
都度言う台詞。
ありふれたシンプルな口癖だけど、
「賭けを受けた」という意味の他に、
「ヨーイドン!」のような
スタート掛け声にも聞こえて
何か真似したくなりますね。
「自分の心に対して、あんたたちは”ルール”を破ったのではないとそう思えるのなら、ゲームを中断すればいい。」by ミラション
じわじわと狡猾に追い詰めるような台詞を吐くミラション。
ただ、この台詞自体は身につまされます。
やると決めた事に対して、
色々言い訳してやらなかった時に、
この台詞を思い出して戒めなきゃなぁ…と。
「”フー・ファイターズ”、声のするほうによお。ぶち込んでやったぜ!適当によおーー!」by フー・ファイターズ
暗闇でキャッチボールが途切れそうになる絶体絶命の時に
F・F弾を放った際の台詞。
いやぁー爽快だね。
東方仗助を彷彿とさせる言い回しと啖呵がなお良き!
「DISCは必ず父さんに戻す。ホワイトスネイクが持っている”もう一枚”も必ず!」by 空条徐倫
ミラションを撃破し、心に誓った台詞。
決意と覚悟、ビンビンに感じる熱い言葉です!
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