あらすじ
杜王町に潜む凶悪殺人犯、アンジェロのスタンドを目撃した仗助は、その件を承太郎に報告する。
何らかの方法で人間の体内に入ってくるタイプのスタンドだと考えた承太郎は、自分が行くまで物を一切口にするな、水場に近づくなと仗助に注意するが、
まさにその時、コーヒーを介して仗助の母・朋子の体内にスタンドが侵入してしまう!
仗助は慌てることなく、ある行動に出るのだが―。
スタッフ
脚本:小林靖子
絵コンテ/演出:吉田隆彦
作画監督:仲敷沙織
名シーン
アンジェロの狂気
強盗を邪魔されたという理由だけで、
東方仗助の情報を一晩で収集し、
すかさず牛乳配達になりすまし、
牛乳瓶からアクアネックスレスを忍ばせようとする。
その執念深さと頭の回転の速さがヤバい!
東方朋子に阻まれるが、
犬のフンを片付けないオッサンに対して犬の鼻を噛みちぎり、
オッサンの口に吹きかけながらスタンドを体内に入れ、そのまま内部から惨殺する。
この一連の狂気に身震いする…
祖父の死にこの街を守ることを心に誓う仗助
東方仗助の祖父が一瞬の隙の間にアンジェロに殺されてしまう。
アンジェロへの激しい怒りとともに大切な人をみすみす守れなかった絶望感を味わう仗助。
仗助を気遣いながらも残酷な現実を的確に伝える承太郎。
普通のメンタルならここで完全に再起不能になってもおかしくないんですが、
仗助は決意の目をしてこう呟く
「おれがこの町とおふくろを守りますよ。この人の代わりに…どんなことが起ころうと…」
改めて見ると、仗助の運命はかなり残酷なんだよなぁ。
それでも普段はそれを感じさせることなく、陽気に生きてる彼を見ると勇気が出ますね!
死闘!アンジェロ戦
アンジェロ戦はBパートまるまる使いましたが、
アンジェロの狡猾かつ、詰将棋のようにジワジワ追い詰めていく様は、手に汗握るましたね。
あの承太郎をして、弱音を吐かせるほどの追い詰め方が、ヤバ過ぎです。
ただ、その極限状態の中で、ほぼ命のやり取りのスタンド戦は初めてのはずの仗助が、
冷静に一手一手対処していき、アンジェロの上をいく手を閃いていくのに、驚愕しますね。
クレイジー・ダイヤモンドの能力を完全に引き出してるし、戦いの中でもドンドン進化しているように感じましたね。
「治す」スピードとタイミングをここまで自由自在にコントロールできるのは、すでに何度か生死の狭間の戦いをしているのでは…
名セリフ
「いい気になってんな。てめぇーっ」by 片桐安十郎
一見、マネー知らずのオッさんを懲らしめる正義漢のように思いましたが、
そもそも犬のウンチ踏まされて、ムカついただけでした…
しかも、その理由で惨殺するとか、やはり極悪人!
「おれが この町とおふくろを守りますよ この人の代わりに… どんなことが起ころうと…」by 東方仗助
この台詞が、この4部の始まりにして、全てを物語る台詞なんですね。
しかも目の前で祖父が自分のせいで殺されて…
その直後に言えるとは…
痺れました…
「グレートですよ、こいつは!」by 東方仗助
東方仗助の代名詞でもある台詞ですが、実はこの場面では原作には無いんですね。
知らなかった…
「(中略)予想したことが そのとおりハマってくれると 今のおれみてえにウププってな笑いが 腹の底からラッキーって感じで……!」by 片桐安十郎
アンジェロの天才的な戦略で、仗助に王手をかけたシーンでの台詞。
…だけど、ちとカワイイ台詞ww
そんなアンジェロへ
“相手が勝ち誇ったとき、そいつはすでに敗北している”これがジョセフ・ジョースターのやり方。
うーん、名言!
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