あらすじ
数年ぶりに再会した父・承太郎から、
すべてはDIOの元部下であるジョンガリ・Aによって
仕組まれた事件だったと聞かされた徐倫。
承太郎の話に戸惑う暇もなく、
ジョンガリ・Aのスタンド
「マンハッタン・トランスファー」が徐倫を襲撃する。
スタッフ
脚本:小林靖子
絵コンテ:吉田秦三
演出:中村哲治
総作画監督:村谷貴志
スタッフ
空条徐倫:ファイルーズあい
エンポリオ・アルニーニョ:種﨑敦美
ジョンガリ・A:日野聡
空条承太郎:小野大輔
看守A:堀井茶渡
看守B:前田弘喜
感想
ふぅ〜息が詰まる攻防。
そして、さらに窮地のまま次週っていったところ。
ここまで盛り上げて、
実は夢でしたってのは、
結構恐怖。
それぞれのキャラの性格や立ち位置は
徐倫のイメージで動いていたことになるんですが、
承太郎の頼もしさが消えてるよ…
しょうがないですね。
散々放ったらかしにされて、
言動にも優しさを感じられなかった記憶が強いから。
そもそも学者だと思ってたら、
実はスタンド使いだったってのも
徐倫にとっては初めて聞いたことですしね。
名シーン
マンハッタン・トランスファーを解析
承太郎は狙撃されながらも、
敵のスタンドの特徴をつかみ、
スタンド能力に目覚めて日が浅い徐凛に伝える。
空気の流れを掴んで状況を掴むってことだけど、
それだと動かなくても気流の流れ方で位置を特定できそうだけどな。
前話でも身長や体格まで把握し、
着弾した形跡も捉えていたし、
ほぼスタンドでその場を「見ている」
と同じだということになりますね。
あと狙撃衛星の役割もあるとのことですが、
スタンドが一体だけってのは非効率ですね。
ライフルはほぼ直線に進むのに
2〜300m離れた建物の中の面会室に
一回の中継だけじゃ、
まず弾は辿り着かない気がしますが…
ここはもう少しリアリティあっても良かったかも、荒木先生。。。
ジョンガリ・A、狙撃の流儀!
この筋肉は頼りにならない〜骨は信頼できる、、、
の下りは、
理解できないけど
妙に説得力あるんですな。
確かにゲームとかで
銃の照準合わせるのって難しいんだけど、
それは筋肉に頼っているからなんですね、
ジョンガリ先生!
困ってるいる人を見捨てられないジョースターの血統
脱獄の支援をするエンポリオを
仕留めようとするジョンガリ・Aに対して、
リスクを冒してでも阻止し
エンポリオを助けようと決意する徐倫。
父 承太郎の想いも助言も耳に入らず、
エンポリオは見ず知らずだけど
助けたいという自らの魂の声に従う徐倫。
この辺りでは既に徐倫は覚悟を持った
ジョースターの血統の目をしてるんですよね。
「やれやれ…」と思わず言いたくなります。
マンハッタン・トランスファーの攻略
付近の気流から状況を的確に把握し、
本体からの弾丸を中継し狙撃するマンハッタン・トランスファーを、
ガスの濃度による空気の重さで
気流を狂わせ攻略する徐倫。
鉄格子は壊せないけど、
ガス管の鉄は破壊できるの?
とは思いましたが、
瞬時に二手先を見通して手を打っておくのはさすがです。
マンハッタン・トランスファーは
精密性は高いけどスピードが遅いため、
接近され捕獲されやすいってことなのね。
であれば、割とリスクは高いよね、
遠隔操作系スタンドにしては。
面会室での罠。そして事態は深刻に。。。
それぞれのキャラの発言と
自分の言動・行動の辻褄が合わないことに気づく徐倫。
「そもそもジョンガリ・Aの攻撃なんてあったの?」
手の傷の痛みで、気付くと、
そこは面会室で突っ伏している自分。
何かの能力で、幻覚を見させられて
動けなくなっている上に、
徐々に溶かされている状況に、
心が折れかける徐倫。
かなり絶望的状況で次回とは…
それにしても幻覚を見させられた時の気付けとして、
エンポリオは仙骨を渡してくれたようだけど、
別のものでも良かったのでは?
骨を無意識に握りしめて
血が滴り落ちるほどの傷をつけるってのは
かなり確実性の低い気がするんだけど…
名セリフ
「風がハエの動きだ」by ジョンガリ・A
この辺のウンチク、
妙に説得力あるんだけど、
「風がハエの動きだ」と言われると
一瞬考えちゃうわ。
うん?
「風の動きはハエの動きでわかる」
ではないのだね?
「お前らの血統にとどめを刺す時、俺の人生はやっと始まる!我が心の支えを奪った復讐には決着をつけなくてはならない!」by ジョンガリ・A
DIOへの盲信は、
そのまま自分の宿敵はジョースター家と
DNAにまで刻まれるほど深く受け継がれていく。
会ったことも話したこともない人間に
ここまで妄執するのもまた人間。
生きる意味と言ってもいいほどに。
「自分の運気は読めなかったみたいね」by 空条徐倫
勝利を確信した時に、
皮肉を込めて決めゼリフを呟くのは
歴代主人公同様で、イカす!
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